鍵屋は鍵のことを知り尽くしたプロフェッショナルです。
鍵屋は鍵を使わずに解錠するピッキングが得意です。
鍵屋の基本スキルとも言えるピッキング。鍵屋と聞いたら鍵をカチャカチャして開けてるイメージが強いのではないでしょうか。ピッキングは、ピックとテンションと呼ばれる専用工具を用いて、鍵を使わずに解錠するテクニックです。
最近の防犯性の強い鍵だと、ピッキングが出来なかったり時間がかかったりもしますが、旧式のシリンダー鍵や南京錠、倉庫やロッカーの鍵、年式の古い車などであれば、短時間でピッキングによる鍵開けを行うことができます。
大掛かりな工具も必要なく、汎用性に優れているピッキングは鍵屋が得意とする解錠技術です。簡単な鍵であれば瞬く間に開けてみせます。
鍵屋は鍵穴から鍵を作ることができます。
鍵を無くしてスペアキーもない。こうした事態は非常に多くあるものです。鍵屋には様々な鍵開けのノウハウがあり、状況によって効率的なやり方で開錠を試みますが、その最高峰とも呼べる技術が、鍵穴から鍵を作るインプレッションと呼ばれる技術です。
鍵穴から段差（鍵の凸凹）を読みとって、ブランクキーと呼ばれる凸凹のない鍵に刻みを入れながら元の鍵を再現する技術です。特に車の場合はインプレッション以外に解錠方法がない状況があります。こうしたときには必須の技術です。
しかし、インプレッションは鍵屋なら誰でもできる技ではありません。豊富な経験と熟練した腕が必要となります。私たちの鍵屋にはインプレッション技術を持つ作業員がほとんどです。こうした技術が現場で役に立っています。
鍵屋の奥の手は破錠による開錠があります。
特に金庫の開錠ではよく使われますが、強固なセキュリティに守られた金庫にはどんな鍵開けテクニックも通用しない製品もあります。そうした場合には破錠といって、ドリルや専用工具を使って鍵を壊して開ける手段が取られます。
破錠を使えば、基本的に開錠できない鍵はありませんが、鍵屋としては最終手段として何とか他の手で鍵を開けられないか試行錯誤するのです。ただ、開けたら廃棄となる古い金庫であったり、鍵交換を前提とした場合の鍵開けにはよく使われる手段であったりします。
開錠とは、破壊を含めて鍵のかかった錠を開けること、解錠とは、破壊せずに錠を開けることを意味しますので、どういった方法で鍵開けを行うかは事前に必ずご説明させていただきます。
